プロのフラワーデザイナーに学ぶ、ボックスフラワー(2)

前回の続きです)

さて、花農家の皆さん真剣に「ボックスフラワーづくり」に挑んでいます。

 

ボックスフラワーをつくる花農家さんたち
写真:ボックスフラワーをつくる花農家さんたち

 

一人ひとり、本当に個性の違いが現れます!

 

花農家さんは、生産した花を出荷していますが、このように直接お客様へ届く「商品」づくりは初めてです。

 

お客様に喜んでいただくには、どうしたらよいか・・・

講師の紙谷さんのアドバイスどおり、高さを見ながら慎重にボックスへ丁寧に活けていきます。

 

ボックスフラワーの制作
写真:ボックスフラワーの制作

 

皆さん、自分で栽培されている品種の花を自然に選んでいるのが印象的でした。
やはり自分で育てたお花、
思い入れもあれば、いい商品になって欲しいという気持ちも人一倍です。

 

ボックスフラワーの制作
写真:ボックスフラワーの制作

 

完成したところで、紙谷さんによるさらなるアドバイス。
和気あいあいとしていた場が一気に緊張した空間に。

 

花農家さんたちが作ったボックスフラワー
写真:花農家さんたちが作ったボックスフラワー

 

ずらりと並べたボックスを一つひとつ開けていきます。
開けるたびに感激の声。

開けた時に現れる花の存在感、美しさに見慣れた人でさえ目を奪われるのです。

 

「ぜひ今日作ったボックスフラワーを大切な人にプレゼントしてみてください。その時の反応がこの商品に活きてきます」と紙谷さん。

 

花農家さんたちが作ったボックスフラワー
写真:花農家さんたちが作ったボックスフラワー

 

紙谷さんの細かい指導でさらにぐっと良くなるお花達。
具体的でわかりやすいレクチャー、そして花農家ならではのフラワーアレンジのポイント。

ただ単にキレイなお花を飾るだけではない
花農家だからできる商品づくりをどう考えていくのか
たくさんのヒントを頂き、何より皆さん得るものが多かったようです。

 

このお花はすべて、「北崎地区」で生産されたお花です。

 

紙谷さんと北崎の花農家のみなさん
写真:紙谷さんと北崎の花農家のみなさん

 

「ボックスフラワーを作る事で花農家が集まる事が何よりも魅力的」
そんな参加者の声も。

みんなで何かをつくりあげる楽しさ。
そして花農家、花屋と異業種でありながらも「花」を通じてわかりあえる花への想い。

紙谷さんを迎えての数時間は、とても実りの多いものとなりました。


最後に・・・
こちらが昨年試作したフラワーボックス↓

 

2016年につくったフラワーボックス
写真:2016年につくったフラワーボックス

 

こちらが紙谷さんの指導でつくったフラワーボックス↓

 

2017年につくったフラワーボックス
写真:2017年につくったフラワーボックス

 

クオリティが上がったのは一目瞭然!
ボックスのお花にも楽しさを感じます。

このお花を多くの方々へお届けできる日が、待ち遠しいですね。

 

プロのフラワーデザイナーに学ぶ、ボックスフラワー(1)

福岡市北崎地区の「北崎花き青年部」の皆さんと新たな商品の開発として取り組んでいる「ボックスフラワー」

 

花農家がつくる「ボックスフラワー」をさらに価値あるものにするために、
有名なフラワーデザイナーの紙谷昌弘先生に、大阪から北崎地区へお越しいただきました。

 

紙谷昌弘さん
写真:LOTUS flowers 紙谷昌弘さん

 

紙谷さんは、英国王室関係やカンヌ映画祭のパーティ装花などを手がける「McQueens」での勤務を経て、
多数の有名一流ブランドの花の装飾を担当される等、
豊かな感性でアーティストとして活躍されながら
大阪市でフラワーショップ「LOTUS flowers」を経営されています。

 

ボックスフラワーの指導
写真:ボックスフラワーの指導

福岡市にお越しになることも、まして、北崎地区へお越しになるのもはじめてで、

花農家さんにお会いされることを大変楽しみにしてくださっていました。

 

花農家さんが生産された花を生けることに感動しながら、

実際にプロとして販売されているボックスフラワーの制作方法を伝授してくださり、
一つ一つの工程と、その理由まで丁寧にレクチャー。
みなさん、真剣に聞き入ってます。

手際良く花を活ける紙谷さん
写真:手際良く花を活ける紙谷さん


生産者としての「花」と
その花を商品にする花屋としての「花」

紙谷さんの「お客様」を意識した商品づくり、
花の扱い方や見せ方に花農家のみなさん、新たな発見がたくさんあったようです。

 

あっという間に出来あがるボックスフラワー
写真:あっという間に出来あがるボックスフラワー

 

実際にお店で実施されているお客様への心配りや商品のこだわり等
これから北崎の花農家さんたちがどう取組むべきかのヒントがたくさんありました。

 

ボックスフラワーのラッピング
写真:ボックスフラワーのラッピング

 

レクチャーが終わったら、花農家さんそれぞれが「ボックスフラワー」づくりへ!!

 

紙谷さんが見守る中、どのようなシーンで、どのようなお客様へお届けするのかイメージしながら

ボックスフラワーのためのお花をセレクトします。


花農家さんたちが集まるのですから、新鮮なお花がたくさんです。

会場がまるで「お花屋」さんのようでした。

 

 

北崎の花々
写真:北崎の花々

 

最初は緊張した面持ちだった花農家の皆さんも
実際に花を手に取っていくと少しづつ柔らかい表情に。

 

ボックスフラワーづくりに取組む花農家のみなさん
写真:ボックスフラワーづくりに取組む花農家のみなさん

 

さて、どんなボックスフラワーが出来るでしょうか?
次回へ続きます!

 

福岡市北崎地区の花農家さんを尋ねて(菊)

写真:北崎地区の花ハウスと袈裟丸さん
写真:北崎地区の花ハウスと袈裟丸さん

8月23日、多品目の花が栽培されてる福岡市西区北崎地区の花農家さん、

袈裟丸さんのハウスへお邪魔いたしました。

 

袈裟丸さんは、北崎地区では菊やユリ、フリージア等様々な切り花が栽培されています。

 

この日も大変暑い日でしたが、ハウスの中で「菊」の栽培についてお話を聞きました。

 

菊の苗
写真:菊の苗

時期をずらしながら、品種ごとに植えられている菊の苗。
一つ一つ、手をかけられて元気良く育っているのがわかります。

「電照菊」という言葉を聞いた事がありませんか?

ハウス内に吊るされている電球
写真:ハウス内に吊るされている電球

菊のハウスの中にたくさんの電球がつるされているのですが
この電球、何に使われるのでしょうか。

実はこの電球、ハウスの中の花たちに日照時間を勘違いさせるために点灯するのです。

夏は日が長く、冬は日が短い。

太陽がどれぐらいの長さ照らしてくれているかを花たちは感じ取り、季節を感じ、自分たちにとってベストなタイミングで花を咲かせます。

その性質を利用し夜の数時間、数ヶ月間この電球で照らすことで
花たちに季節を勘違いさせ、花が咲く時期をコントロールしているのです。

まるで科学の実験のよう!
農業は科学、生物学、天文学さえ感じさせる世界ですね。

菊の苗の手入れ
写真:菊の苗の手入れ

また一株ごとに不要な芽は、手で丁寧に摘み取り、花の一輪一輪が大きく美しく咲くようにしていきます。

丁寧な作業や夜間の電球の見回りなど、本当にやることはたくさん。
北崎地区の花農家として事業を継承していく、袈裟丸さんは、ひとつひとつのデータや日々の経験値を積み重ねながら、

お客様から喜ばれる、よりよい花づくりに取組んでいるそうです。

この菊たちが咲く頃が今からが楽しみです。

「花の一大生産地」北崎地区

北崎地区ストック畑
写真:北崎地区ストック畑

福岡市西区北崎地区は花の一大生産地だとご存知ですか?

ここでは80年以上、多品種の花が栽培されています。

このエリア内でこれだけ多くの種類が栽培されているのは全国的にも珍しいそうです。

北崎花き青年部のみなさん
写真:北崎花き青年部のみなさん

北崎地区で花を生産している、農家の後継者で構成されている「北崎花き青年部」の皆さんとこの新鮮な花々を使った商品づくりを進めています。

 

お楽しみに!