福岡市脇山地区の「脇山米」新米収穫しました!

福岡市早良区脇山での稲刈り体験の様子
写真:福岡市早良区脇山での稲刈り体験の様子

福岡市早良区、脇山地区は、かつて、昭和天皇即位の際に献上米として選ばれた

由緒あるお米の産地だと知っていましたか?

昭和3年(1928年)11月、昭和天皇の即位の大礼が行われるにあたり、

天皇に供せられる「昭代」と命名された新米を奉納する大祭がありました。
この祭りに用いられる新米を取るためには、古来より京都以東以北を「悠紀(ゆき)」、

以南以西を「主基(すき)」の地方と定め、それぞれの地方から新米を奉納するという慣例になっていました。
結果、東の悠紀斉田(ゆきさいでん)は滋賀県、西の主基斉田(すきさいでん)は福岡県に決定し、

福岡県での選考の結果、当時の早良郡脇山村に決定しました。


脇山中央公園には、主基斉田跡の記念碑が建てられています。

美しい脊振の清流と恵まれた自然環境で、美味しいお米が育つのです。

 

脇山中央公園にある主基斉田跡の記念碑
写真:脇山中央公園にある主基斉田跡の記念碑

 

10月14日、毎年恒例の稲刈りが実施されました。
雨が心配でしたが、なんとかお天気ももちこたえ、無事収穫できました。

この稲刈りは、脇山小学校の児童を中心に、地元住民やJAなど色んな方々が参加される恒例行事です。
由緒ある「脇山米」を伝えるため
児童たちを中心に田植え、稲刈り、餅つき、と
お米を植え、収穫して食べるまで一連の農業体験をしているそうです。

 

福岡市早良区脇山での稲刈り体験の様子
写真:福岡市早良区脇山での稲刈り体験の様子

 

この農業体験の参加者で、自分で作った農作物の商品開発にも取組んでいる脇山の農家、

馬場康平さんに今年のお米の出来を伺ってみました。
以下、馬場さんのコメントです。

今年は大変な猛暑で、影響が心配されましたが概ね良好です。
販売先の米屋さんも美味しいと言ってくれて一安心です。

今年も美味しい新米がとれたので、沢山の方々に食べてもらいたいです。
11月25日には脇山で農産物の直売イベント「早良みなみマルシェ2017にぎわい広場」を開催します。
その時は、新米はもちろん、脇山で採れた野菜やお茶も販売します。


由緒ある脇山の新米、脇山の直売所ワッキー主基の里でも販売されています。
馬場さんの新米も数量限定で販売されるそうです。

新米が美味しい実りの秋。
ぜひ脇山の新米を食べてみてください!