![福岡市早良区脇山での稲刈り体験の様子](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=693x10000:format=jpg/path/sa59abff0be6f993b/image/i89e629a6cc9694f7/version/1508141952/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%89%AF%E5%8C%BA%E8%84%87%E5%B1%B1%E3%81%A7%E3%81%AE%E7%A8%B2%E5%88%88%E3%82%8A%E4%BD%93%E9%A8%93%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90.jpg)
福岡市早良区、脇山地区は、かつて、昭和天皇即位の際に献上米として選ばれた
由緒あるお米の産地だと知っていましたか?
昭和3年(1928年)11月、昭和天皇の即位の大礼が行われるにあたり、
天皇に供せられる「昭代」と命名された新米を奉納する大祭がありました。
この祭りに用いられる新米を取るためには、古来より京都以東以北を「悠紀(ゆき)」、
以南以西を「主基(すき)」の地方と定め、それぞれの地方から新米を奉納するという慣例になっていました。
結果、東の悠紀斉田(ゆきさいでん)は滋賀県、西の主基斉田(すきさいでん)は福岡県に決定し、
福岡県での選考の結果、当時の早良郡脇山村に決定しました。
脇山中央公園には、主基斉田跡の記念碑が建てられています。
美しい脊振の清流と恵まれた自然環境で、美味しいお米が育つのです。
![脇山中央公園にある主基斉田跡の記念碑](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=693x10000:format=jpg/path/sa59abff0be6f993b/image/id69f4bcac609d6e5/version/1508548914/%E8%84%87%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%85%AC%E5%9C%92%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E4%B8%BB%E5%9F%BA%E6%96%89%E7%94%B0%E8%B7%A1%E3%81%AE%E8%A8%98%E5%BF%B5%E7%A2%91.jpg)
10月14日、毎年恒例の稲刈りが実施されました。
雨が心配でしたが、なんとかお天気ももちこたえ、無事収穫できました。
この稲刈りは、脇山小学校の児童を中心に、地元住民やJAなど色んな方々が参加される恒例行事です。
由緒ある「脇山米」を伝えるため
児童たちを中心に田植え、稲刈り、餅つき、と
お米を植え、収穫して食べるまで一連の農業体験をしているそうです。
![福岡市早良区脇山での稲刈り体験の様子](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=693x10000:format=jpg/path/sa59abff0be6f993b/image/i556ac18dea85cdcc/version/1508141962/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%89%AF%E5%8C%BA%E8%84%87%E5%B1%B1%E3%81%A7%E3%81%AE%E7%A8%B2%E5%88%88%E3%82%8A%E4%BD%93%E9%A8%93%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90.jpg)
この農業体験の参加者で、自分で作った農作物の商品開発にも取組んでいる脇山の農家、
馬場康平さんに今年のお米の出来を伺ってみました。
以下、馬場さんのコメントです。
今年は大変な猛暑で、影響が心配されましたが概ね良好です。
販売先の米屋さんも美味しいと言ってくれて一安心です。
今年も美味しい新米がとれたので、沢山の方々に食べてもらいたいです。
11月25日には脇山で農産物の直売イベント「早良みなみマルシェ2017にぎわい広場」を開催します。
その時は、新米はもちろん、脇山で採れた野菜やお茶も販売します。
由緒ある脇山の新米、脇山の直売所ワッキー主基の里でも販売されています。
馬場さんの新米も数量限定で販売されるそうです。
新米が美味しい実りの秋。
ぜひ脇山の新米を食べてみてください!